リハビリと後遺症

何人かの脳梗塞の患者様と関わる機会がありますが、本当に同じ脳梗塞でも後遺症の症状は様々です。重症の患者様から軽症の患者様と本当に違います。患者様の症状にあわせたリハビリはとても大切なことだと思いました。リハビリは長期にわたるため、周囲のサポートが必要であることです。患者様ご本人が周囲に迷惑をかけていると感じてしまい、どうしても萎縮してしまいリハビリの効果も半減してしまう可能性も出てくるので、メンタルケアが必要になってくることもあります。ご家族様は気に掛けていて下さい。そして何よりリハビリは取り組むこと自体が脳梗塞の再発予防に欠かせません。またリハビリをするにあたって注意するべき点が数多くありますので、専門家の指示に従いましょう。

言語障害

言語障害(言葉が出ない、ろれつが回らないなど)には、失語症と構音障害があります。両者の違いを一言で言うと、失語症とは、会話のキャッチボールが成立しない状態。構音障害とは、会話の内容は正確だが、舌や口唇の運動麻痺により、ろれつが回らない状態です。伝えたい事がうまくできないなど、もどかしい気持ちですよね。聞く私達も一生懸命聞き取ろうと努力しています。あとプレッシャーを与えさせないようにしなければいけません。プレッシャーを与えてしまうと中には、自分の殻に閉じこもってしまい、何も話してくれなくなってしまいます。焦らないこと、焦らせないことです。たまに患者様宅にお邪魔しますが、言語障害の方が私達に、何か話して下さるのですが、半分ほどしか聞き取れず申し訳なくなります。しかし 介護されているご家族さんは、わかるらしく私達に伝えてくれます。さすが家族ですね!思わず感心しましたよ。

脳梗塞の後遺症

なんの前触れもなく突然と脳梗塞を発症して、後遺症が残り、マヒになってしまったりしたら、今後のことが心配でどうしていいのかわからなくなってしまうのは当然だと思います。ご家族様からしてみても、前向きにリハビリに取り組んで欲しいと思う気持ちもあると思います。脳梗塞でリハビリを頑張り克服して、社会復帰をされた方もたくさんみえることも事実です。脳梗塞を介護されたご家族様から話しを聞いたことがあります。「本人が必ず治すと言う強い意思をもって相当な前向きな気持ちで頑張ってやってくれたこと」だと話されていました。ただ気をつけなければいけないのが、リハビリで回復するのは個人差があるので、焦って不安になり悲観的になってしまう患者様もいますので途中で行き詰まってしまうこともあると思います。決して焦らず患者様が積極的にリハビリが頑張れるように、ご家族様で支えてあげて下さい。

おかしいな?と思ったら検査

脳動脈が閉塞し、血液が届かずに神経細胞が死んでしまうのが脳梗塞です。脳に酸素と栄養を供給している血管が詰まることによって起こる病気です。血流が途絶えると、詰まった部分から先の脳細胞が壊死し、運動、言語、感覚に障害が現れます。前兆はいきなりはじまるものもありますが、ジワジワと前兆が続き、ある日突然ドカンと来る場合がありますから。テレビであるタレントさんが、ある日突然右手と右足の震えが来たそうです。しかししばらくするとおさまるので、疲れか何かだと思ったそう。2日後またテレビの収録中に震えが来て怖かったみたいで、数日後病院の検査で中脳が脳梗塞を起こしているとの事でした。大丈夫だろうと思ってそのままにする人が多いですが、実際は体からの警告なんですね。病院行くのも面倒だし、仕事もあるし…と言い訳している間にも、病が進行していくのです。おかしな?と思ったら、やはり検査が必要かもしれません。

痛みとしびれ

脳梗塞の後遺症はその患者様によって様々ですが、脳梗塞の患者様から後遺症に関する中で最も多い症状で悩まされているのが、手足の痛みやしびれなんだそうです。ヒリヒリ、ジンジン、ビリビリ、ピリピリと痺れは常に感電させられているような、痛みとはまた違った不快感があるそうです。ひどいと痛みの場合と同様に精神的に参ってしまうこともあると聞いています。痛みや痺れは麻痺のように外からは見えないものですから、他の人からは分からないのでなかなか理解してもらえなくて苦労をされている患者様も多いのだと思います。脳梗塞による神経の障害による手足の痛みや痺れはなかなか有効な治療法が少ないそうです。いずれにせよ理学療法士のもとにリハビリを続けたり、マッサージで少しでも緩和できるようしたいですね。

脳梗塞になりやすい人

最も大切なのは、高血圧を防ぐこと。高血圧を防ぐために大切なのは、塩分をとりすぎないことです。塩分をとりすぎると、体内の塩分の濃度を下げるためにたくさん水分を血管内に吸収します。すると、血液の量が増えるから、血圧が高くなるのです。高血圧を防ぐには、関係のあるいろいろな病気を防いだり、治療したりすることと、高血圧の原因となるいろいろな生活習慣を改めることが大切なんですね。1日に1合を越えてお酒を飲む人には、脳卒中で死亡する人が多くなるんです。私は今お酒をやめているのですが、血圧が高いんですよね。1日平均40本のたばこを吸う人は、吸わない人に比べて4倍も脳卒中で死亡しやすい。私は吸いません。運動が不足すると、食事でとったエネルギーを消費しきれず、肥満につながるばかりか、糖尿病や脂質異常症、高血圧も引き起こすそうですが、通勤で自転車利用していますが、あれも一応運動でしょうか。肥満も危険因子である高血圧や糖尿病の原因になるため、間接的に脳卒中の危険因子となる。今飲み物はトクホ関係が増えましたね。生活習慣病という言葉は昔はなかったんでしょうね…。私達の生活が便利になると同時に、色んな病気を引き起こすようになりました。みなさんも一度生活を見つめ直しては。

もしかしたら明日は私が…

こうして患者様と接する中で、思う事。「もし自分が脳梗塞になり麻痺などの後遺症が残ったらどうするんだろう…」と。今こうして、運転ができたり、ご飯が食べれたり、歩いたり、子供を抱いたり、家事ができたり、色んな事が普通にやれる事。これが出来なくなる。やれなくなるかもしれない。そんな思いが湧き上がってきます。自分自身、受け入れる事が出来るのだろうか。リハビリに前向きになれるのだろうか。周りに協力してもらえるのだろうか。私が思う以上に、患者様はつらい思いもしてきていらっしゃいます。リハビリだって本音は面倒くさいんです。でも、明日は今日より良くなってると信じて頑張っていらっしゃいます。リハビリを施す側も、単なる仕事と思わずに、面倒がらず一人一人に向き合って行ってほしいものです。世の中、良くも悪くも「絶対」はありません。でも人は信じて使用します。反対に嘘にも使用できたりします。諦めない気持ちだけだと思います。

在宅リハビリテーション

ある冊子本に特集されていたもので『在宅リハビリテーションの方法について』書かれたものを読んだことがあります。入院中で行うだけのリハビリだけでは不十分で退院後のリハビリの重要性を指摘されていました。後遺症をもった方が再び普通の生活を取り戻す為には在宅リハビリテーションの重要性。ご家族様、医療スタッフや福祉担当者との連携が重要だとも書かれていました。例えば脳梗塞で後遺症の症状が出た場合は入院中にリハビリを行いますが、退院間近になって思いのほか障害が軽減してないことが患者様が失望するなどのケースもあるそうなんです。悲観的になりそのまま家に閉じこもってしまうことを防止したいという意味もあり在宅リハビリテーションが重要だということが記されていました。入院中は日常生活動作(ADL)の自立を目指し退院後は家庭復帰や社会復帰を目的にして目標を持ってもらうことが重要だということです。リハビリの目的はALDの向上だけではないのですね。脳梗塞などで後遺症をもった方が退院後、前向きに生きることが大切なんです。

6ヶ月の壁

脳梗塞のリハビリは早い段階で行うことです。筋肉のこわばり、関節がかたまるなど後遺症に悩まされます。早期にリハビリをはじめて、6ヶ月あたりから、改善がみられなくなってきます。これが「6ヶ月の壁」と言われるそうです。どうしようもないそうです。やれるとすればマッサージなどで柔らかくしてその間をぬってリハビリしたり、それぐらいしかないとのこと。しかし近年医療が進み、ある注射を打って改善していくものが開発されました。成分が毒性のあるボツリヌス菌を精製して作られた薬です。保険適用だそうですが、数万円するそうです。それで過敏になった筋肉を麻痺させ運動しやすくしてくれるそうです。これを注射して、腕が回るようになったとか、肘のまげのばしも途端にできるなった等、効果があるそうです。数回の投与で改善も見られるみたいなので、6ヶ月の壁は砕かれました。患者さんにとっては、嬉しいですね。

リハビリテーション 脳梗塞

脳梗塞のリハビリテーションは 入院中に療法士さんから指導をもらって退院してからもリハビリテーションが続けられるようにしないといけません。麻痺などの後遺症が残ってるので、歩行訓練や作業訓練などをやっていきます。今まで日常的に出来ていた事が出来なくなっているので、思うようにいかないジレンマが襲ってくると思います。ここで諦めたらダメだと思います。近くにいる家族 友人知人 に支えてもらい励ましてもらいながらリハビリテーションをしていくのがいいと思います。脳梗塞だけではなく 脳血栓などもやはりリハビリテーションが必要な場合があります。家の父は 私が小学校一年生の時に脳動脈瘤破裂になりました。大手術を経て一命をとりとめました。その後のリハビリが大変でした。母も闘いでした。気性がやや荒い父は、うまく話せない事や 術後の傷跡がひどく痛み、ベッドで暴れたそうです。 母は負けず根気よく言語のリハビリ 記憶のリハビリ 歩行のリハビリを指導の元入院中ずっとやっていたそうです。父は若さもあり退院する頃には何とか日常の動きや会話が出来るようになっていました。支えは必要です。

リハビリテーション 脳梗塞 © 2017